子供が病気になって何が困るといって、なかなか薬を飲んでくれないこと!本当に困ってしまいますよね。無理に飲ませようとすると、口を真一文字にむすんで、開けてくれないし…。はやく良くなって欲しいから、きちんと薬を飲んでもらいたいのに、大泣きされたりすると、泣きたいのはこっちだよ!と叫びたくなってしまいます。
でも病気で不快なのは親よりも子供の方。上手に薬を飲ませて、少しでも不快な症状を和らげてあげましょう!
■薬を飲ませる時の注意
・人からもらった薬を飲ませない
市販薬と違い、医療機関から処方される薬は、子供の症状に合わせて体重に応じた量が出されています。「同じような症状だから」といって、知り合いの子供の薬をもらって飲んだりするのは、絶対にやってはいけません。アレルギーや副作用が出ることもありますので、必ず子供に合った薬を服用させましょう。
・薬の処方目的・用法・用量をしっかり確認
薬局で処方された薬を受け取ったら、診察で説明を受けた薬と同じかどうか、必要な薬が処方されているかどうかを確認。薬局からの説明書には必ず目を通しましょう。複数の薬が処方された場合は特に、それぞれの薬の処方目的・用法・用量をしっかり確かめることが大切です。
・ご機嫌な時に服用を!ただし前の服用から6時間後
うまく飲ませられない時は、「食後」「食前」という指示があっても特に用法にこだわらず、ご機嫌な時をねらって飲ませましょう。ただし、薬と薬の間隔は、最低でも6時間以上は空けるように。
■シロップ薬
<利点>
・甘くて飲ませやすく、子供に好まれます。
<欠点>
・美味しいため、ジュースと間違って飲んだりするので、保管場所に注意しましょう。
・スポイトやカップで計量しなくてはいけません。
・糖分に雑菌が発生しやすく、長期保存はできません。
<飲ませ方>
・薬の容器をゆっくり振って、沈殿している成分をよく混ぜましょう。
・スポイトや小さな容器で、量を正確に量って飲ませましょう。
・スプーンで飲める子は、何回かに分けて少しずつ口に運んであげます。スプーンをなるべく口の奥へ入れて、こぼさないようにしましょう。
<絶対にやってはいけないこと>
・飲み忘れたからといって、次に二回分の量を飲ませてはダメ!副作用が出る危険性があります。
・市販の薬と一緒に飲ませてはダメ! 薬同士が合わなかったり、効き目が強くなり過ぎたりして、副作用が出る危険性があります!
■粉薬(ドライシロップ)
<利点>
・シロップ薬よりも長期保存に向いています。
<欠点>
・湿気ないよう、密閉容器に入れて保管しましょう。
<飲ませ方>
・爪が伸びていない状態で、きれいに手を洗い、赤ちゃんにひとさし指を吸わせます。その指に粉薬をつけ、赤ちゃんの頬の内側か上あごに薬をくっつけましょう。その後ミルクを少量含ませると、残った薬も全部咽を通ります。
・数滴の水で練るとペースト状の薬になります。それを頬の内側や上あごになすりつけると、口の中でペロペロと溶かしながら飲むことになります。
・甘い味のついている粉薬(ドライシロップ)の場合、水で溶いてスプーンやスポイトで少しずつ飲ませることもできます。
・飲み残しのない量ならば、水・果汁・ヨーグルトなどで溶いても飲ませられます。ミルクには絶対混ぜないように。服用後に口直しとしてなら与えてもよいでしょう。
・市販のゼリー状のオブラートや、普通のシロップに混ぜて飲ませる方法もあります。粉が水に溶けにくくても、甘いシロップにからまって飲ませやすくなります。
<絶対にやってはいけないこと>
・お湯で溶かしてはダメ!温度が高いと、薬が化学反応するおそれがあります!
・作りおきはダメ!溶かした状態で置いておくと、薬が変質する可能性があります!
■錠剤・カプセル剤
<利点>
・長期間保存できます。
・味や臭いを防ぐために糖衣錠やフィルムコーティング錠になっていて、比較的飲みやすくなっています。
<欠点>
・大きい錠剤はかえって飲みにくいものです。
・子供が飴やチョコレートと間違えて食べないよう、保管場所に注意しましょう。
・コーティングされているため、錠剤内部の変質が発見がしにくくなっています。
<飲ませ方>
・子供を座らせた状態で飲ませましょう。寝かせた状態で飲ませると、窒息する危険性があります。
・水もしくはぬるま湯と一緒に飲ませます。ゼリー状のオブラートに包んでもOKです。
・飲んだ後、口の中に錠剤が残っていないかチェックしましょう!
<絶対にやってはいけないこと>
・そのまま飲んで、溶けた場所で吸収されるのがベストの薬です。飲めないからといって、錠剤を割ってつぶしたり、カプセルを開けたりしてはいけません!
■工夫しよう
飲まない場合は、もうひと工夫してみましょう。
・薬に砂糖・シロップ・ココア・バニラなどを加えてみましょう。
・バナナやせんべいの間に薬(砂糖や水と合わせたもの)をはさみ、与えてみましょう。
・アイスクリーム・ヨーグルト・プリンに混ぜて、少しずつ飲ませてみましょう。
・少量の水で溶かして凍らせ、シャーベット状にして与えてみましょう。
(冷たいものと一緒に飲ませると、苦味をあまり感じません。)
方法を工夫しても上手に飲ませられない時は、医師や看護師に相談してみるのもよい手です。実演つきで説明してもらえるクリニックもありますので、自分の飲ませ方のどこが悪かったのかがわかるかもしれません。
もちろん、上手に薬が飲めたら、かならず子供をほめてあげましょう!
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