市販の頭痛薬は、すべて「解熱鎮痛薬」という種類の薬です。大人用と子供用では使用している成分が異なるため、「大人用を半分量にすればよい」など、安易な判断で子供に飲ませないでください。

■市販の解熱鎮痛薬

・アスピリン配合
アスピリン、エキセドリン、ケロリン、バファリン

・エテンザミド配合
サリドンエース、新セデス錠、ナロンエース、ノーシン、ハッキリエース

・アセトアミノフェン配合
エキセドリン、サリドンエース、小児用バファリン、新セデス錠、ノーシン、ハッキリエース

・イブプロフェン配合
イブエース、ナロンエース

・イソプロピルアンチピリン配合
サリドンエース、セデス・ハイ


■子供に飲ませてはいけない市販薬

アスピリンを含む市販薬を、子供に飲ませてはいけません。ウィルス性の病気にかかった子供にアスピリンを投与すると、「ライ症候群」という、激しい嘔吐・痙攣・意識障害を起こして死亡する可能性があります。またアスピリンは、アスピリン喘息のひきがねにもなります。

通常、子供用の鎮痛薬にはアスピリンは含まれておりませんが、手元に子供用がないからといって、大人用鎮痛薬の量を減らせばいいなどという安易な考えで与えるのは、絶対にやめてください。

一般的に、依存性がおこりにくく安全性が高いのは、単一成分の鎮痛薬だといわれています。子供の偏頭痛の治療薬としては、アセトアミノフェンかイブプロフェンの単一成分が効果的です。


■原因がわかっていれば市販薬もOK

たとえば子供が頭痛を訴えた時、それが偏頭痛だとわかっているのでしたら、手元にある解熱鎮痛薬を与えるのは、賢い市販薬の使い方でしょう。偏頭痛の場合、解熱鎮痛薬が効くのは痛みの初期段階までですから、なるべく早く薬を服用した方が、痛みがおさまって楽になります。

しかし、何故頭が痛いのか皆目見当がつかない場合、医者に診せて原因を究明してもらわなければ、薬の選択ができません。もし頭痛薬を飲ませてしまっていたのでしたら、受診の際に一緒に持っていきましょう。

■市販薬よりも処方薬

風邪による頭痛でしたら、まず根本原因となる風邪を治さなくては頭痛も治りませんよね。しかし、市販の風邪薬は万人向けに安全につくられているため、処方薬よりも成分が弱いことが多いのです。また、総合感冒薬ですと、いろいろな症状向けの薬が入っているため、不必要な薬も取り込むハメになります。

弱い薬をだらだらと長期間体に取り入れるより、子供の症状に合わせたピンポイントで効く薬を、短期間だけ飲んでパッと治す方が、体にも良いのではないでしょうか。



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