■子供に訊く時に注意すること

「頭が痛い」と子供が言い出した時、「頭が痛いの?吐き気は?熱は?」などとたたみかけるように質問する方がいらっしゃいますが、これでは子供は答えられません。まずは保護者の方が落ち着きましょう。

最初に「そう、頭が痛いのね。」というふうに子供の言葉を繰り返し、頭が痛いのが伝わったことを伝えてあげましょう。それだけで子供は、安心感を持つことができます。

それからゆっくりとひとつずつ、他の症状について訊いていきましょう。これも決して矢継ぎ早に質問してはいけません。そんなに質問をしても、子供は最後のひとつに答えられれば上等なくらいだと思いますよ。ひとつの質問に、ひとつの答え、くらいのペースで訊ねましょう。


■頭痛に伴う症状

質問をしながら様子を観察し、どんな症状が現れているかを掴みましょう。

<頭痛が短期的な場合>
・頭痛とともに鼻水・せき・熱などがある。
これらがセットで現れる頭痛は、たいていが風邪です。風邪の頭痛はそう長く続くものではありません。ひどい頭痛で吐き気を伴い、いかにもグッタリとして熱もある場合は、「髄膜炎」や「脳炎」の心配がありますので、すぐに病院へ連れて行きましょう。

<頭痛が長く続く場合>
・一度引いた風邪が、なかなか治らない。
風邪のあと、鼻水と頭痛が治らない時は、副鼻腔炎を疑いましょう。

・ものを見にくそうにしている。
慢性的な頭痛の原因としては、弱視・遠視・乱視などがある場合、そして眼鏡をかけても度が合っていない場合です。目が疲れやすくなって、頭痛がしてきます。

・朝には頭痛がするが、昼には元気になる。
起立性調節障害の可能性があります。ひどい時は受診して、きちんと手当てを受けましょう。

・朝には頭痛がするが、園や学校が休みの日には痛くない。
精神的な原因があるかもしれないので、家族や先生にも相談して、原因は何かを探しましょう。

・朝の頭痛に吐き気を伴い、だんだんひどくなる。
頭痛がどんどんひどくなり、吐き気や嘔吐も伴ってくれば「脳腫瘍」を疑いましょう。早めに受診することをお勧めいたします。

・強い頭痛に吐き気を伴い、頭痛が起きる予感がする。
目の前にキラキラギザギザした光が現れるといっていたら、偏頭痛だと思って間違いはありません。


■赤ちゃんの頭痛

・生後2~3ヶ月の赤ちゃんに頭痛が起こっている時は、頭を動かしたり触ったりすると嫌がります。

・3ヶ月を過ぎると、頭が痛くて首をふったり、首が固くなったりするでしょう。

・2歳位になると「頭が痛い」と言える子もいます。しかし、首が曲げにくかったり、固くなったりするのは頭痛のせいです。

子供の頭痛の様子やその他の症状をきちんと把握し、救急車を呼ぶ、病院へ連れて行く、そのまま様子を見るなど、対処法を選びましょう。



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